John LennonのLoveが昔から好きだ。
初めて耳にしたのは、確か何かのドラマのテーマソングだったと思う。
シンプルなピアノのメロディーにジョンレノンの囁くような歌い声は、言葉にできないような悲しさが漂ってる。
歌詞はLove is から始まるフレーズの繰り返しで、たぶん複雑なコードも使ってない。誰でも作れそうなこの曲のどこがいいのだろう。
Love is real, real is love
Love is feeling, feeling love
Love is wanting to be loved
Love is touch, touch is love
Love is reaching, reaching love
Love is asking to be loved
Love is you
You and me
Love is knowing
We can be
Love is free, free is love
Love is living, living love
Love is needing to be loved
愛は現実 現実は愛
愛は感覚 愛を感じること
愛は欠いてる 愛されることを
愛は触れること 触れることは愛
愛は手を差し出す 愛へ手を差し出すこと
愛は求めてる 愛されることを
愛は君
君と僕と
愛は知ってる そうなれるって
愛は自由 自由は愛
愛は生きてる 愛を生きる
愛は必要としてる 愛されることを
単純にストレートに愛についてありきたりな言葉で歌っているだけなのに、なぜこんなに心に響くのだろう。
こないだテレビに出ていたお坊さんによれば、この世に本当に大事なことはひとつもないらしい。この世にひとつも大事なことがないなら、一体何をすればいいんだろう。世界の裏側では熱病や戦争が起きているらしい。
Loveは沈黙ではじまり、沈黙のうちに突然、終わる。